まだ休暇中の1月4日の朝。
モーニングを喰らいにそそくさと寒空の中、外へ出る。

巷ではカフェと言うのだろう。
だが、未だに『カフェ』と発するのは気恥ずかしく、抵抗があるでござる…。
老若男女、スマホを一人一台持っている現代において、俺のいくカフェには雑誌棚がある。
今時、珍しいのではないか?
流行りのカフェとやらには行く機会がないので、実情は知らんのだが…。
ちなみに雑誌棚って歯科医院にあるイメージ。
(俺の勝手なイメージで)必ずと言っていいほどそこにあるのが『月刊 LEON』
口角を上げ、無精ヒゲが高確率で映え(生え)ているイケオジの表紙。

何か言いたげそうだが、当たり前だが言葉を発するはずもない。
雑誌の中のイケオジはあくまで『画』だ。
(イケオジと言うだけあって全員カッコエエな。)
ま、そのイケオジ雑誌はさておき、目を惹かれた本がそこにあった。

タイトルはよく耳にしていたのだけれども、読んだことは無い。
そもそも、紙媒体の本はご無沙汰だ。
いっちょ読んでみるか。
スラスラスラ…ペラッ…スラスラスラ…
ページをめくる度にほのかに香る懐かしい紙の匂い。
面倒であった読書感想文を書いた若かりし頃の図書室を思い出す。
そして椅子に深く腰を掛け、活字に目を通す。
……フム…、ほー、なるほどね…。
そう感嘆しながら読み終える。
この図書を端的に言えば…
正解のないこの世の中、卑屈にならず生きろ!
って感じかな?
かなり読み飛ばしがあるのは自覚している。
気になる方はご自分でお確かめくだされ。
…
思えばこの世は説明書もなければ、攻略本(サイト)もない、ぶっつけ本番のドラクエのダンジョン。
オギャーと泣いた直後にはもう、否応なしにその世界に放り込まれる。

武器はどうのつるぎ、防具はかわのよろい。
初期装備は心もとない。
回復呪文は覚えているはずもなく、ポッケに入っているのは、やくそう二つにどくけしそう。
そして、旅先で謁見した王が一方的に言う。
姫を助け出し、世界を平和にせよと。

……いやいや、テメーんとこの村人一人くらい加勢しろよと言いたい。
だが現実は無情で、それは学校や社会で過ごす過程において、自らで仲間を見つけろというものらしい。
まさに「君たちはどう生きるか」と、問われている。
同じことを仲間に聞いてみる。

聞いても無駄だ。
こんなことは人生において日常茶飯事。
何も悲観することは無い。
俺が間違って、彼らが正しい姿なのかもしれないのだから。
そう自問自答しながら、誰もが人生を歩んでいるのだろう。
…続く。
第弐話は、こちらから。
◆
長期休暇って今日って何曜日なの?ってなる。

道路はすいてる。
実は、日曜日らしい。