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第3話|協調不能でも、今日も社会は絶賛稼働中
他人の価値観…言い換えると他人の頭の中は、異世界。
なんて言うと知的に聞こえるが、実態はもっと生々しい。
協調できないのではない。
協調できないまま社会が廻っているんだ。
同じ言語を使い、同じ時間に働き、同じ空間にいても、見ている現実が違う。

ここで無理に分かり合おうとすると、状態異常が発生する。
混乱、沈黙、マヒ…などが当てはまる。
変わり種で言えば、狂戦士(バーサク)、石化、呪いなど。
この状態異常を治すにも苦労を強いられる。
ゲームでは、回復アイテムや教会に行くと治すことができるが、現実世界ではそうはいかない。
人、金、時間などが奪われ、苦労が絶えない。
それじゃ、距離をとればいいのでは?
ノンノン☝゛
その場しのぎの対応では、クリアなんて出来っこない。
それに「冷たい人」というレッテル張りされる。
詰む。
人生は、全員と分かり合う前提では設計されていない。
分かり合えない前提で、黙ってやり過ごせるヤツだけが残る。
もっと言えば、”分かり合えるフリ”だっていい。

この仕様、説明書に書いておいて欲しかった。
第4話|「帰れない」理由が多すぎる世界の中で
世界が終わりそうな局面でもなぜかBGMだけは、それっぽく流れている。
不安はあるけど、希望は薄い。
状況は、ほぼ詰みだ。
それでも演出は続く。
人生はどうやら、内容より雰囲気を優先するゲームらしい。
というより、その雰囲気に飲まれているのかもしれない。
・会議で反対意見は言えない
・人の残務を引き受けてしまう
・気乗りしない飲み会を断れない
・上司がいるから、帰れない
・みんな、マスクしてるから…

The 同調圧力
こんな状況になればなる程、心のBGM(=乱れ)だけが無駄に壮大になる。
この周りとの気持ちのズレに、だんだん慣れてくる自分が怖くなってくるんじゃないのか?
ここまで来ると「どうなるか」ではなく「どこまで耐えられるか」が重要になる。
最終話|勝たなくていい理由
そして、神獣を召喚した。
満を持して現れたその姿は、英雄でも救世主でもなかった。

ぷにゅぷにゅしていて、鈍くさくて、戦う気配が一切ない。
しかし、逃げない。
ただ、耐えて、耐えて、耐えまくる。
攻撃力はゼロ。
というより攻撃はせず、敵でさえ傷つけない。
耐久力だけが異常に高く、理不尽な状態異常も全く受け付けない。
ただただ、その耐久力だけでこの世界の敵に立ち向かっているんだ。
気づいてしまった…。
この神獣は理想像ではない。
この世界の仕様に適応しすぎた結果、生き残っただけの存在だ。
人生は、勝つ者が評価されるゲームじゃない。
壊れずに残った者が、後から評価されるゲームなんだ。

勝つか負けるかのゲームをするには、また別の世界での話。
その世界に飛び込むかはどうかは、自分で決められる。
東大に入りたい!
社長になりたい!
日本で生きていれば、幸いにも人生の分岐は、己に決定権がある。
ただし、勝つか負けるかはテメー次第だが。
まとめ|人生はやはり、ノーヒントだった
この連載で伝えたいことは、ただ一つ。
人生に攻略本は無い。
正解ルートも表示されない。
だが、不思議なことにBGMだけは、常にそれっぽく流れている。
戦えなくてもいい。
強くなくてもいい。
改善できなくてもいい。
耐えて、誤作動を抱えたまま動き続けていれば、いつの間にか「よくやっている側」に分類される。
人生はノーヒント。
でもこの世界、壊れなかった個体には、レベルアップの音楽が鳴る♪~
HPは満タンではなくても、今日を進む分には十分でござるよ。
– 完 –
物語を最初から詠む方にはこちらでござる。
◆
昨日、飲食に特化したグループ会社が来社してくれた。
俺なりに一生懸命プレゼンを行う。。

まずまずの評価を頂きました。
注文来るといいんだけど…。