地方では、車が欠かせない。

交通網がそれほど発達していない地方民にとっては、重要なインフラとなる。
この車社会にもドライバー同士の小さなコミュニケーションがある。
例えば、友達を自宅まで送った後、”ピッ”っと短いクラクションを鳴らす。
あるいは彼女を降ろした後、ブレーキランプを5回点滅させ「ア・イ・シ・テ・ル」と合図を送る。
但し、これをやってるヤツを見たことはないが…。

余談だが、この5回点滅をするのは、中々の難易度だ。
「ア・イ・シ・テ・ル」とリズミカルにブレーキを踏むには、状況が整ってなきゃならない。
まず初めに、そこそこの道路距離が必要だ。
「じゃあね」と言った直後に、このサインを送るには早すぎる。
ある程度、車が進んだところで合図を送らないと画にならない。
じゃあどれくらいが適切な距離かと言えば、30m程度ではないだろうか。
(学校のプールが25mなので、それよりちょっと先)
彼女が、別れを惜しみながら少しずつその車が小さくなっていく。
そしてテールランプが、適度な大きさに視認出来る。
ま、これくらいが合図を送る適切な距離と言えるだろう。

さて、ここからが本番。
ちゃんと伝わるように「ア・イ・シ・テ・ル」とブレーキを踏まなきゃならない。
一般のドライバーなら理解していると思うが、車のブレーキには”遊び”がある。
(実際にブレーキが効き始めるまでの“余裕”のこと)
この遊びの部分でサインを送らなきゃならない。
実際にブレーキが利くほど踏んでしまうと、カクカクしてエンストかな?と心配されるだろう。
何より、ダサい。

さらに、テンポよく合図しなくてはならない。
ポンッ! ポンッ! ポンッ! ポンッ! ポンッ! と軽快な足さばきが必須だ。
ぐぅー ぐぅー ぐぅー ぐぅー ぐぅー と踏んでしまうと、スロー再生の様に「あぁぁぁぁ いぃぃぃぃ しぃぃぃぃ てぇぇぇぇ るぅぅぅぅ…」となる。
これじゃ、愛情が全く伝わらない。
ふざけている。
距離の話に戻るが、テンポよく踏めたとしてもその先に一時停止があるとする。
ポンッ! ポンッ! ポンッ! ポンッ! ぐぅーーーーーーーーーーー
ア・イ・シ・テ・る ふーーーーーーーーーーーーーー

となる。
これもマズい。
さらに、距離が短くその先を左折するとする。
ポンッ! ポンッ! ポンッ! (左折)
なん・でや・ねん!(左折)
となる。
フラれるだろう…。
余談が長すぎた。
本題は次回へ持ち越しだ。
◆
先週の第一回香川マラソン。

無事完走し、自己ベスト更新。

その後の焼肉は格別であったのは、言うまでもない。