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被る「あけましておめでとうございます」が。

「あけましておめでとうございます」と言いたいのですが、相手も言ってくるので言いそびれるって事ないですか。

で、言いそびれるとどこで言っていいのやら分かんないし、なんかモヤモヤします。

反対に今回は言うぞ!とはりきって相手より先に「あけまして…」というと今度は相手も、もにょもにょしますよね。
そして、そのもにょもにょしてるのを相手に察されたくない反射的行為として、下の句(今年もよろしくお願いします)を被せてきます。
例えば…

俺「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
相「………………………………………。今年もよろしくお願いします。

大概、こうなりますね。
相手もどうしても言いたいのでしょう。というより、言わないとなんか悪い気がして…モヤモヤするし。
慣れてくると、「…とうございます。」くらいから被せてくる人もいるし、慣れ過ぎると「…ましておめでとうございます。」くらいから被せてきます。
達人級なら、はなっからファイティングポーズをとり、「あ」から同時に被せてきます。声の質が違うとちょっとしたハーモニーに。

これを考察するに、生真面目さと気遣い、礼儀正しさなどが複雑に絡み合った日本人の特性を表す縮図だと感じるんです。

① 新年の挨拶は必ずこちらから発し…
② 姿勢を正し、腰から前に倒しながら…
③ 指はズボンの横でピンと伸ばし…
④ 背筋を伸ばして目線を徐々に下げ…
⑤ 角度は30度程度に意識して…
⑥ あけましておめでとうございます。

こういったことを学校で教えてくれるものですから、日本人がいかに礼儀を重んじるのかがわかります。
とにかく相手に無礼なく「心」に響くことが好き。
「目は口ほどにものを言う」とか「以心伝心」。
英語でどう言うのだろう…?The 日本人ですよね、コレが。

あと、見たことはありませんが、上の句と下の句を相手と別々に担当する方々もいるかもしれません。

A「あけましておめでとうございます。」
B「今年もよろしくお願いします。」

百人一首かな。

このレベルで相手と挨拶を交わせるようになるともう日本人を超えて、武士(もののふ)ですな。

やっぱ日本最高。

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