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続)食べ放題 と 選び放題

前回の記事を読むにはコチラから

食べ放題にもルールがあります。
明記はしていないけど、暗黙のルールが。

・同じものをたくさん取る
・皿に汚いほどの量を盛る
・高い(高そうな)ものを狙う
・苦しくなるほど食べる

「そんなルールなんて関係ないわ!」とおっしゃっている方はそれでいいと思います。
前述の通り価値観の違いですから。

ルールと言うからおかしいのかもしれない。
言い換えれば、道徳、倫理、作法、所作…こういったところでしょうか。

周りから見てどう思われているのか。

これこそが真理です。
もちろん店の雰囲気(ランク)や客層よっても変わってくる。

例えば、高級ホテルでのビュッフェと大衆焼き肉店での食べ放題。
さらに言うと、高級バックを抱えたマダムたちのグループと食欲旺盛な大学生のグループ。

どこであっても誰であっても一定の料金を支払えば、好きなものを好きなだけ食べることが出来るのが食べ放題のお店。
ただ、店のルールとして明文化されていなくとも店の雰囲気によっては白い目で見られる行為がある。

例えばホテル。
皿にこぼれ落ちんばかりの量を盛る行為。学生であっても場の雰囲気にそぐわない。
大衆焼き肉店での食べ放題であれば、若い学生の特権で大目に見てくれる。ただし、限度はある。

ただ、わざわざそれを助長するようにYouTubeで発信している人がいること自体が残念すぎる。
再生数を伸ばすためにやっているのでしょうが、情報社会の弊害と言えばそうなのでしょう。

「それでも、動画を参考にして絶対に元を取ってやる!」と意気込んでいる人はそれはそれで幸せなのかもしれません。

ただ、お金だけで物の尺度を図っている人を見るとなんだか生き方が窮屈に感じてならない。

少し脱線するけど、大相撲の世界では横綱になるには、ただ強いだけではなれない。

横綱に昇進できるための条件はあるものの、取り組み内容によっては見送られる。
それは『品格・力量が抜群であること』とされている。

要するに、地位に対する責任感や相撲に精進する気迫。
という事は、生活態度にも所作が求められる。
食べ放題の店で皿に大量に料理を盛る行為はもってのほかなのだ。

また、相撲内容(勝ち方)も横綱になるためには求められる。
下位力士に対して奇襲のような技で倒すのはアウト。本来なら、上位力士は下位力士の立ち合いを胸で受け、そこから相撲が始まる。これが横綱や大関の責任と品格。

一般社会においても、自分のポジションがどこにあるかは、生活態度で図られていると言っても過言じゃない。

スマホのデータプランで使い放題だからと言って、YouTubeや映画を付けっぱなしにすることはない。
また、家賃に水道料金が含まれているからと言って、家にいないときでも蛇口を開きっぱなしにすることもない。

食べ放題も本来はこれと同じ。

好きな料理を好きな分だけ、好きなタイミングで食べられる。

YouTubeや映画、それに水道一つひとつに値段が付いていないのと同じように、食べ放題の料理にも値段は付いていない。

こう捉えることが出来れば、とても有意義な時間を過ごすことが出来るに違いない。

何のためにお金を支払っているのか。
目的を有意義な方へと見定めるだけで、随分と生きやすくなる。

コロナ禍で「トリキマラソン」と言う行為があったのは、今でも記憶に新しい。

GO TO イート

本来の目的は、コロナ禍で弱った飲食店を支援するための制度。
平たく言えば、特定のオンラインサイトから予約し、店で飲食をすると1,000円のポイントが付与される。

それに目を付けた無駄な才能を発揮する輩たち。

鳥貴族は当時、税抜き一品298円。
一品だけ頼んでも1,000のポイントが付与される。
という事はそれを差し引きして、一店舗当たり約700円分のポイントが付く。
店を回れば回るだけポイントが増えていく算段だ。

鳥貴族を巡るからトリキマラソン。
これを錬金術だと言い、すぐに拡散され話題に。

その無駄な才能を他に向ければ、多少なりと社会の役に立てられたかもしれませんね。

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