「円安」とか「円高」と聞いた瞬間に、あくびが出る。

そんな人は少なくない。
為替 金利 インフレ
専門用語や横文字が並んだ瞬間「自分には関係ない」と思考にシャッターを下ろしてしまう。
だが、本当にそうだろうか。
今日もいつも通り仕事をする。
朝起きて会社へ行き、汗を流し、一日を終えて帰宅する。
普段と同じ働き方だ。何も変わっていない。
それなのに、世界から見れば、あなたの1時間の価値は、数年前より静かに下がっている。

給料が減ったわけではない。
能力が落ちたわけでもない。
ただ、日本円の価値が変わっただけだ。
もし海外の企業が、日本人を雇おうとしたらどうだろう。
以前よりも安い賃金で雇える。
スーパーに行けば、「また値上がりか…」とため息をつく。
海外ブランドは値上がりし、輸入食品は少しずつ高くなる。
原因は、あなたではない。
円の価値が弱くなっただけだ
ここで、多くの人はこう言う。
でも、日本で生活してるし。

その通りだ。
しかし、世界は待ってくれない。
牛肉も、スマートフォンも、ガソリンも、小麦も、多くは世界中で売買されている。
日本だけ別のルールで動いているわけではない。
だから円が弱くなれば、静かに生活へ入り込んでくる。
面白いのは、この変化はある日突然やって来るのではないことだ。
雨漏りのように、一滴ずつ落ちてくる。
気付いた時には、床一面が水浸しだ。
だからこそ、多くの人は危機感を持てない。
「円安」は、頭のいいヤツだけが知っていればいい話ではない。

日本円を持ってる全員が影響を受ける。
為替を知らなくても生きてはいける。
だが、為替を知らないままでは、なんで生活が苦しくなったのか、その理由を見失うことがある。
例えばあなたの人生の中で、本当にどうしようもないヤツに、一人や二人くらいは、出会ってきたことでしょう。
平たく言えば「無鉄砲なヤツ」に始まり、命知らず、猪突猛進、後先考えないバカ、はったりだけは一人前…。

こういう類の人間たち。
もう、何も言いたくなくなりますよね。
それと同じです。
「知らなければ、知らないでいい」と突き放されたまま、世界は廻っていきます。
『今後、ますます格差が拡大する』というフレーズをどこかで聞いたことがあるはず。
つまり、そういう事です。
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無鉄砲だとか破天荒といわれる人々は、突き抜ければ歴史に名が残せる。
ただ、その後の人生は目も当てられたものではないし、何より家族に相当な負担がかかる。
ただ、他人だとすごく面白い。