雨が降り、そこにそこそこ大きな水たまりがある。

すると、向こうから小学校低学年くらいであろう、3人が歩いてくる。
大人でも、そこそこ大きな水たまり。
この子らなら、もっと大きく見えるであろう水たまり。
その前で、一度立ち止まる。
何かを決断したのか分からないが、一人がその水たまりにバッシャーンっと突撃した。

もちろん、靴はずぶ濡れ。
残りの二人は、その姿を見てケラケラと笑っている。
……だが、その笑いも長くは続かない。
次の瞬間、今度はもう一人が、その水たまりへバッシャーン!
男の子ってそう言うもんだよな…。
帰ったらお母さんに叱られるのは、容易に想像がつく。
なんで、こんなにびしょ濡れなの!

こう詰められるだろう。
けど、言い訳は決まってこうだ。
い、いや…なんか知らんけど、濡れちゃったんだ…。
知らないわけがない。
さらに、傘だって壊すこともある。
男の子にとって、棒状のものは全て『剣』になる。
もう、これは仕方がない。
ブンブン振り回すうちに、傘が逆向きになる。

そして、ついに壊れてしまう。
この時の言い訳は「なんか勝手に壊れた…」とほぼ、全員がこう答える。
この『勝手に』というワードは、大人になってもよく聞く。
しかも、男だけに限らず、女も。
パソコンを操作していると何かしらのトラブルに遭遇する。
特に、今はスマホでなんでも解決できてしまうので、子供の頃は、パソコンに触れる機会は少ないだろう。
それが、社会に出て本格的にパソコンを使うと見舞われるトラブル。
・キーボードを叩くと、英語になる。
・マウスカーソルが、消えてしまう。
・画面が突然固まってしまう。

こうなったとき、開口一番…
勝手に壊れました…。
上司にこう言う。
その上司たちも、新人だった頃には、自分の上司に同じことを言ってきた。
もう、これは伝統なのだ。
なので、ママも上司も暖かく見守ってあげて欲しい。
◆
サッカーワールドカップ。
世間は盛り上がっているが、サッカーはよく知らない。
だけど、やっぱり結果は気になる。
どこかで、暖かく見守っている証拠なのだろう。