最近「セルフでどうぞ!」という店舗が増えてきた。

セルフレジ、セルフ給油、セルフオーダー、セルフ内見会…様々だ。
俺はむしろ、セルフで出来ることを歓迎するタイプだ。
温かみがないとか、クーポンが使いづらいとか、色々と思う部分はあるが、それでも尚、セルフがいい。
コンビニで買い物するとき、最近はレジに店員が常駐していないことがほとんどだ。
ひと昔…いや、ふた昔前はレジに店員は常にいたものだ。
気怠そうに後ろの棚にもたれているヤツもいたし、常連客と世間話をしてるオッサン店員なんかも確かに存在していた。

人手不足の影響だろうか、今や常駐している店員は皆無。
とにかく何かをしている。
品出しを始め、レジ横にある大量のホットスナックの調理、宅配便の対応など、何かとある。
その場にいない店員をいちいち呼び出して、飲むヨーグルト1つを会計させるのは気が引ける。
だから、俺はセルフレジがいいのだ。
さらに、呼び出してレジ対応してもらうまでにも数十秒かかる。すぐして欲しいのよ。
あと「レジ袋要りますか?」の受け答え。
飲むヨーグルト1つでいる訳ねぇだろ!と心でツッコみながら「結構です」と淡々と応える手間。

そういうのを全部省いてくれる『セルフレジ』
イソイソとした現代社会の縮図そのものだ。
ところがだ、このお盆休み中にとある地方のコンビニに立ち寄った。
そこには、60代に突入したか、しないかといった風貌の小柄な女性がレジ前にいる。
昼メシ代わりにおにぎりを2つ買った。
おにぎり、温めますか?
一瞬、俺はキョトンとした。
このセリフは確か、ガキの頃に当たり前のように飛び交っていた。
おにぎりまで温めてくれるのが、当然のサービスだったあの頃。

それがいつの間にやらなくなってしまっている。
それさえも気づかず、いい年になってしまった。
今や徹底的に効率化されたプロセス。
都市部に行けば行くほど、店員とのコミュニケーションが少なくなる。
いや、少ないというより『皆無』だ。

別にそれを否定している訳じゃない。
むしろ、時代に合ったプロセス。
そこには、感情や無駄ともいえる会話などの余白がまるっきりない。
久しぶりに全く知らない他人から手を差し伸べてもらったかのような、やわらかい気持ちになった。
しかも、二度と会わないであろう峠道のコンビニのおばちゃんから。
お願いします!
そう伝えると、数秒でレンジから「ピーピー」と出来上がりの合図が鳴る。
いつもならば、何も考えず口にほおばり腹を満たすのだが、今回はだいぶ違う。
もちろんそのおにぎりは温かい。
久しぶりに味わう人からの温かみも感じられた特別なおにぎり。
山道にあるコンビニ。
悪くないですよ。
◆
水やお茶のセルフサービスがある。

このような機械式タイプ。
押し続けると出てくるのかと思ったら、一度押すと定量出てくるタイプのやつ。
その間、ずっと押し続けている俺の姿といったら…何とも情けない…。。
しかも、注ぎ終えても3/5程度しかなく、何とも微妙な量だ。
かと言って、もう一度押すと今度はドバドバとあふれ出す。
さらに言えば、遅い。クソ遅い。
吉野家にあるピッチャータイプにしとけっ!
と、毎度毎度、思う。